musical SEMPO 日本のシンドラー杉原千畝物語
Interview

出演者インタビュー【和田琢磨】

和田琢磨

──『SEMPO』出演が決まって、まずどんなことを感じましたか?
もともと歴史が好きなので、史実を題材にした舞台に出られることが単純にうれしかったですね。それに僕は中島みゆきさんが大好きなので、中島さんが作ってくださる歌が歌えるというのも非常に光栄で。吉川晃司さんのことも、テレビで拝見するたびに男らしくてかっこいい方だなあと思っていたので、引き寄せの法則というか、願っていれば夢はかなうんだなあという気持ちでした。

──和田さんが演じられる役について教えてください。
杉原千畝さんに救われる、ユダヤ人のニシュリという役を演じます。僕、顔立ちは外国人っぽいとよく言われるんですが(笑)、外国人を演じるのは初めて。先入観や勝手なイメージで入るのではなく、しっかり勉強して臨まなくては、と思っています。

──杉原千畝さんについて、どんな印象をお持ちですか?
困っている人を助けたいという気持ちは僕も持っているつもりですが、自分の命を危険にさらしてまで他人を救えるかというと…。それができた杉原さんは、本当に信念の強い方だったのだと思います。僕は実は、杉原さんがお亡くなりになった1986年に生まれたんですよ。勝手にご縁を感じていまして、杉原さんに恥じないようにがんばりたいと思っています。彼に助けてもらう役なので、助けたいと思えるニシュリでありたいですね。

──和田さんご自身は、周りに反対されても自分で決断できるタイプですか?
杉原さんのようにビシビシっとは決められないですね(笑)。高校時代、ハンドボール部のキャプテンとして、弱小チームでやる気をなくしていたみんなを説得して、「サボリ部」から脱却させたことがあります。でもそれも、先頭に立って引っ張ったというより、周りのみんなに担がれて、という感じでしたから(笑)。

──この作品を通して、観ている方にどんなことを感じてほしいですか?
いまは、インターネットが発達していて、日本にいても海外の情報が簡単に手に入る時代。だからこそ逆に、自分から海外に出ていく人が少ないと思うんですよね。あの時代に、杉原さんのように海外で活躍した方がいらしたという事実を知ることで、若い人たちが「日本人の自分でも世界に貢献できるかもしれない」と思ってくれたらいいなと思います。



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